今月のベーシックお料理レッスンは出し巻きを作っています。
お一人ずつ巻いていただくので、2つの卵焼きなべを使っております。
左の黒いものと、右のつやつやの。
左の黒いものは私が10数年使っているもの―
もともとこの家に祖父母が住んでいて、祖父が亡くなりしばらくは祖母が一人で住んでいました。祖母が移ることになり、荷物の整理をしていたらこの鍋が出てきました。銅の卵焼きなべ。ずっしりと重くてピカピカでした。それまで使っていたものとは大きさも重厚感も別物でした。
こんな立派な卵焼きなべを使うと、おいしい卵焼きが焼けそう―そんなふうに思いました。親戚でほしいものを分けていたのですが、まず私はこの鍋をいただきました。
毎日は使いません。子供たちはずっと給食育ちなのでお弁当経験も浅いです。何カ月も使わないことがままあります。でもでも使ううちに、年月がたってこんな風ぼうになりました。
このなべで焼くととってもきれいに焼けます。そうはいっても使い慣れて、卵4個ほどの大きめの卵焼きがあっという間に作れます。今ではこのなべで焼く感覚が染みついて、他のでは感がくるいそうです。
大事に長く使いたい道具の一つになっています。
右側の新しいものは数年前に教室用に購入したのですが、なぜか取っ手が入っておらず、しばらくそのまま放置してました。この度、取っ手をつけたのですがサイズが合ってなくてがたつきます・・ 合うものを探さねば!
サイズも銅製というのも一緒。きれいに焼けます。
お出汁がきいただし巻き。
みなさん、このなべを使うと上手になった気がする!この卵焼きなべがほしい!!とおっしゃいます。
いいものは、いい!ですね。
ザ・和食の献立です。
今晩作ろう!と思っていただけたら一番うれしいです。